Class of 2013(MBA&MPH)

こうすれば受かるMBA2011より転載

■ 執筆者紹介
【ハンドルネーム】MAH
【進学先】Haas(2nd, MBA/MPH dual degree program) MPHはMaster of Public Healthの略
【他の合格校】London Business School(2nd)
【途中辞退】Yale SOM(3rd, 英語テストinvitation時点で辞退)
【WL】UC Berkeley(2nd, 繰り上がり), Kellogg(2nd, 辞退), Ross(1st, 辞退)
【不合格校】Tuck(Nov round)
【年齢・性別】31(渡米時)、男性
【職歴】内資系製薬会社 市販後調査5年、臨床開発2年
【私費/派遣】私費
【最終学歴】千葉大学大学院 医療薬学専攻
【GPA】学士3.4、修士3.9
【TOEFL】 111(R30, L27, S24, W30)
【GMAT】720(V38, M50, AWA5.0)
【海外経験】ヨーロッパ旅行数回、出張で米国、韓国それぞれ1週間程度
【コメント】 純ドメand/or典型的MBAバックグラウンドでないみなさんの励みになれば幸いです。

■ なぜ今MBA?
ビジネス&ヘルスケア全般を体系的に学びたかった。
抗がん剤の開発より、予防医学や途上国のヘルスケア全般に関わりたくてキャリアチェンジしたかった。
成長曲線が鈍化してきて、このまま会社に残っても何となくわくわくできず、自分をストレッチさせたかった。
新しい部署で優秀な先輩・後輩を目の当たりにして、「同じ土俵で勝負しても勝てん」と感じ、何か変えたかった。
1度の人生、単純に海外留学したかった。
少しでも人と違うことをしてみたかった。

最後は本当に「エイヤッ」で決めました。費用対効果なんて全く考えていません。

■ スケジュール・費用
2008年8月 初TOEFL
2008年9~2009年3月 TOEFL対策(AGOS、YES、Affinity英語学院、しけんやしのぶ先生、Jack、インターフェースを色々つまみ食い)
2009年2月 TOEFL105獲得(3月も受験するも伸びず)
2009年1~4月 GMAT対策(YES、Affinity英語学院)
2009年4~6月 個人カウンセラーとエッセイネタ出し開始、GMATは放置

2009年6月 異動と入院(人生初の救急車経験)にて、やっぱり今年は受験をやめようと延期

2009年9月 やっぱり受験したいと思い、GMATのスコアが出たら出願しようと決める。
2009年9~11月 GMAT対策(Affinity英語学院、YES)
2009年10、11月 GMAT撃沈により受験断念
2010年1月 GMAT720獲得

2010年4月 ロータリー奨学金獲得

2010年8月 1月以降の半年に及ぶ燃え尽き期間を経て、エッセイ始動。

2010年9~11月 まさかのUC BerkeleyのTOEFL有効期限が短く(2009年6月以降受験に限る)、TOEFL受験再開(Web TOEFL、しけんやしのぶ先生)
2010年11月 TOEFL111獲得

2010年10月 Ross出願
2010年11月 Campus Visit(Haas, Ross, Tuck)
HaasではMBA/MPH統括directorと個人面談。
Tuckでは在校生とインタビュー、次の日に出願。英語ネイティブアプリカント達の中で昼食をとり、英語が全く聞こえず、人生で最大級の苦痛を味わい、トイレに行くフリをして時間をやり過ごす。
2010年11月 Rossインタビュー@東京
2010年12月 Haas出願(MPHとのdual degree)
2010年12月~2011年2月 インタビュー練習(エド、ビンス、マシューに加え、受験仲間と個別練習)
2011年1月初旬 LBS、Kellogg出願
2011年1月中旬 Ross WL ちょっとへこむ
2011年2月上旬 Tuck Ding ややへこむ
2011年2月下旬 Kellogg、Haas、LBSインタビュー@東京
2011年3月頭 Haas WL 相当へこむ
2011年3月中旬 どこも受からないかもと思い、慌ててYale 3rd出願
2011年3月下旬 LBS合格!、Kellogg WL
2011年4月 HaasのMBA/MPH統括Directorとスカイプで話をし、エッセイのconvincingでない部分(キャリアチェンジによるshort term goal)を教えてもらい、追加エッセイ提出
2011年5月 Haas繰上げ合格!!

ちゃんと計算してませんが全部で200-300万円かかったと思います。金銭感覚がなくなっていきました。

■ 予備校選び
周りにMBA取得者がほぼおらず、AGOSからスタート。そこでできた受験仲間ネットワークおよびインターネット検索を経て、色々試しました。振り返ってみると、最初の頃は「授業を受けて満足」のようなもったいないやり方でした。以降、復習・演習中心にすえてからはスコアもよく伸びました。○○予備校がいい、というのは確かにありますが、それ以上に課題をしっかり消化する方が大事だと思います。

その中でも、スコア面でもっともお世話になったのはAffinity英語学院です。TOEFLとGMATの全科目で講座を持っていることに加え、個人指導で好きなようにカスタマイズできることが最大の理由です。スコア向上のためには英語力の底上げとテスト対策・戦術が必要ですが、どちらもバランスよく面倒みてもらいました。

■ レジュメ
エドとともに作成。また、インターフェースの「日本人のためのMBAエッセイ、インタビュー対策」も参考。ここはあまり力をいれませんでした。

■ TOEFL
2008年8月の初受験が純ドメにしては意外とよかった(88、R27, L18, S22, W21)ものの、その後、停滞。2009年1月に100を超し、15回の受験を経て、111(R30, L27, S24, W30)まで伸びました。

1. Reading 日本人で受験英語が得意ならば、28か29は取りたいところ。3800で単語を覚え、TOEFL教材に限らず幅広く英語に触れるのがよいかと思います。単語は、3800を1日数ページと決めて、暗記ではなく、軽く眺めることにしていました。1日目は日課分の単語を見て、わからない単語を英英辞書でニュアンスを調べたり、Readersで語源を調べたりしておしまい。次の日、1週間後、2週間後、4週間後に再度チェックする、という方法で進めました。単語はとても大事ですが、単語を覚えればスコアが伸びるわけでもないと思いますので、できるだけ時間をかけない、スキマ時間を使うことをオススメします。多読に関しては、時間がある人はクモンSRS(http://www.kumon.ne.jp/srs/)から始めることをオススメします。

2. Listening 私にとっての一番の鬼門でした。15回受験して28を1回取っただけです。精聴、多聴とともに、声に出す(音読やシャドーイング)ことも必要なようです。リスニングが10台~20台前半の方には、YESのリスニング講座とe-prepがオススメです。

3. Speaking なぜか最初に22が出て喜んだものの、その後AGOS受講とともに10台を彷徨う。これはAGOSの教え方が悪かったというより、テンプレートに固執したためだと思っています。それと、Part3以降はリスニングができないと意味がないため、リスニングの強化が第一です。人気のドナルドは空席がなかったため参加できず。

4. Writing Independentは、Jackを1か月使って(26回提出しました)、テンプレートを身体に染み込ませて4.5-5.0レベルで安定しました。ただ、たまに4.0レベルが出てしまい、ブレた時もあります。最後はシンプルな文章×量(500 words以上)で逃げ切りました。その中でも比較級や仮定法は意識して使いました。Integratedはリスニングのせい(3つの反論のうち、大体2つしか聞こえず)でかなり苦手でした。L27出したときもIntegratedはfairだったりしました。最後にWで30出せたのはリスニングが聞けたおかげだと思っています。テンプレートはぶっちゃけどの予備校のものでもよく、文字数もこだわらなくていいと思います。とにかく、リスニングが聞けたかどうかが肝だと思います。

こちらに別の投稿がありますのでご参考ください。
http://etestprep.co.jp/wordpress/?p=3520

■ GMAT
3回受験で幸い720が出ました。

1. Verbal
多くの方がSCに多くの時間をかけますが、CRとRCにかける時間も忘れないでほしいです。単語は3800のランク4までやった以外はやっていません。
SCとCRはAffinityの基礎講座と個人講座をオススメします。YESのSCはあまり復習しなかったせいで身につかずもったいないことしました。コア的な問題を徹底的に復習→量を解く、という順番を間違えないことが大事だと思っています。
RCはマンハッタンGMATのテキストを読んで、後はひたすら多読で英語力向上に努めました。最近のRCはパッセージが短くなり得点源にできるようなので、しっかり準備してほしいです。

2. Math 幸い得意だったのであまり困りませんでした。

3. AWA Jackにもらったテンプレートを少しカスタマイズして使いました。練習はしませんでした。

全体戦術としては、AWAで体力温存→Mathで最初の10問を慎重に解く→7問程度間違っても50は出ると言い聞かせて解く(1問に時間がかかりすぎる時はエイヤッでCかEにしていました)→Verbalの最初の10問は最高の集中力で解く→後は人それぞれ(私はできるだけ全問解きました)、という感じです。

こちらに別の投稿がありますのでご参考ください。
http://d.hatena.ne.jp/futaro1968/20100201

■ エッセイ
いくつかのカウンセラーを転々とした後、エドに落ち着きました。よく意味のわからないギャグを言い、自分ひとりで笑っていますが、最高のカウンセラーでした。彼はロジックよりパッションを大切にしてくれるところがあり、自分にはフィットしました。
初ドラフトは、あのやさしいエドから「garbage」と言われてしまい、ショックを受けましたが、最後は納得して書けました。私はいわゆる典型的な「合格する日本人受験生」のバックグラウンドではなかったため、いかにユニークに書くか、ということに注力しました。そのため、仕事内容はほどほど(というかネタがない)に、労働組合や大学時代のスポーツクラブ、UNICEFのちょっとした活動を書くようにしました。
特にリーダーシップについてはエドから再三「一言であらわすと○○」って集約しろと言われ続け、インタビューでも活きてきました。

■ 推薦状
ここはあまり準備ができず、プッシュにならなかったかもしれません。

■ 志望校選定
私費でキャリアチェンジのため、ネームバリューのある学校(USトップ10レベル)に絞りました。また、ジェネラルマネジメント、ヘルスケア、ソーシャルビジネス、ダイバーシティというファクターも考慮しました。

■ インタビュー
エドのパッケージを基本に定期的に対策しました。TuckとRossはほとんど準備なしで年内に受けてしまったので、後悔しています。もっと練習したいなと思って、最後にたどり着いたのがMatthewです。奈良在住のようなので、スカイプベースなのですが、エッセイを読んでこちらのバックグラウンドを知った上で始めてくれ、的確なアドバイスをくれ、さらに費用対効果もよく、2月下旬の2週間(Kellogg、LBS、Haasインタビュー直前)で10回以上やりました。おかげで、「こういう質問の時はこういう回答」というベースができ(暗記ではありません)、3つともインタビューはばっちりできました。

インタビューは練習すればするほど、本当にみるみる上達していきます。私は受験仲間と土日に集まって練習したりしました。他の受験生のいいところ、悪いところが見えて、自分に反映できておすすめです。

また、LBSのインタビューはかなりキツイという情報を得ていましたが、そこまで難しくないかと思います。通常の対策プラス、3分プレゼンの練習をちょっとしておけばよいかと思います。これもMatthewにお願いしてカスタマイズしてもらいました。

■ その他提出書類
HaasでWLになった後、エドと相談して、Haasは追加でshort term goalに関する別エッセイ、直属上司からの推薦状(WLになってからついにカミングアウト)を提出しました。

■ アプリ提出後
HaasでWLになってからは、MBA/MPHの統括Directorに「会いたいんだけど」とメールしました。残念ながらタイミングがあわず会えなかったものの、スカイプでこっそり?自分の状況を教えてもらいました。

■ その他役立つ情報
私はAGOS夏祭りでHaasに行った後、芋づる的に卒業生、在校生を紹介してもらいました。やはり人に会う、というのが王道だと思います。

■ 受験を振り返って
私は私費、純ドメ、男性、若くない、そんなに魅力的でないバックグラウンドだったため、スコアだけはきっちり揃えました。でも多くの学校でWLになってしまいました。スコアはアプリケーションの一要素にしか過ぎず、エッセイがもっとも大事だと痛感です。日本人は定量できるTOEFL、GMATに特化しがちですが、ある程度のスコアが出た段階でエッセイに特化すべきだと思います。いかに自分がユニークで学校に貢献でき、自分の人生にMBAが必要なのかを徹底的に、かつ戦略的に考えてください。

長い長い旅路になる人も多いかと思いますが、どうぞ最後まで諦めずに粘り勝ちしてください!!

追)Haas class of 2013でブログを始めました(http://berkeleymba.blog.fc2.com/)。何かの参考になればと思います。Haasに興味のある方はぜひご連絡ください。