車事情

アメリカは車社会ですので、ニューヨークなどの大都会のど真ん中に住むのでない限り、車を所有していた方が便利です。Haasの学生についていえば、車を持っている人の方が多い印象です。(車が無くても問題ありません。)

私も車を購入しました。買い物に行ったり、休日遊びに行く際には、車があると全然楽です。アメリカでの運転をしてみて、気が付いたことを何点か紹介します。

1.運転免許
日本で国際免許を取得しておけば、アメリカでも運転できます。ただし、カリフォルニア州では、居住者については、州内に住居を定めた日から10日以内に州政府の発給した運転免許証を取得しなければならない、と定められており、カリフォルニア州の運転免許を取得する必要があるそうです。(なお、アメリカは州ごとに運転免許が異なります。他州から引っ越してきた人も、カリフォルニアの免許を取得する必要があります。)
ただし、ここで大きな矛盾があります。免許を取得するためには、筆記と実技と二段階の試験に合格する必要があります。その試験を受けるために、DMV(Department of Motor Vehicles)と呼ばれる役所のアポを取らないといけないのですが、それが非常に混雑していて、一か月も二か月も先でないと予約が取れない状況です。10日以内に取得しないといけないと定められているのに、守るのは絶対無理です。
現実的には、カリフォルニア州の免許を取得するまで、国際免許のまま運転し続けています。また、国際免許のまま運転を続けて、カリフォルニアの免許を取らない人もいます。ここは法令の解釈の微妙なところなのですが、居住者の定義が狭義になっており、留学生の一部は居住者に該当しないと解釈している人もいます。ただし、ここはビジネススクールなので、何が正しい法令の解釈なのかはよくわかりません。笑

2.横断歩道
横断歩道に人がいる場合、かなり高い割合で車が停まってくれます。というよりも、歩行者が「車が停まるはず」と考えて横断歩道を渡ってしまうため、ドライバーとしては、横断歩道に人がいる場合は、停まるしか選択肢がありません。日本のように、歩行者が安全確認をするというのは常識ではありません。かなり多くの人が、安全確認をせずに横断歩道を渡します。これは、ドライバーとしては一番の要注意ポイントです。

3.交差点
日本に比べると、一時停止が異様に多いです。アメリカでよくあるのが、交差点のすべての道が一時停止になっているというパターンです。
日本だと、どちらかが優先道路になっていて、どちらかが一時停止になっているだろう交差点でも、両方とも一時停止になっていることが結構あります。
また、交通量が多く、3本以上の道路が交差している複雑な交差点にもかかわらず、単なる一時停止で、信号が無い場所があります。これは、カオスです。なぜ信号を付けないのか、全く理解できません。

4.車の凹み
どこかにぶつけて、ボディーがかなりへこんだまま走り続けている車がかなり多いです。上記のような交差点も少なくないので、そういうところでぶつけるんだろうなぁと考えてしまいます。

5.高速道路
一部区間を除いて、無料です。渋滞していない時間帯ならば、かなり遠くまで、あっという間に行くことができます。私は高速道路の出入り口の近くに住んでいるので、あっという間に遠くまで行くことができます。

6.駐車場
路上駐車が非常に多いです。個人的には、運転しずらいので、いやなポイントです。路上駐車は、パーキングメーターが設置されており、規定の額を払って駐車します。なお、お金を払わないと、あっという間に駐車違反を取られます。
Haasに通う場合の駐車場は、セメスター単位で大学の駐車場への駐車許可を購入する場合と、Haasのすぐ近くの民間の月ぎめ駐車場(便利だけど少し高い。)を使う場合が多いようです。